ソフトバンクがブロックチェーンを使ったモバイル決済の実地試験に成功

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ソフトバンクや世界の通信事業者(キャリア)で組織するブロックチェーンコンソーシアム「キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)」が、ブロックチェーンを使ったモバイル決済のフィールドテストを成功させたことを明らかにしました。

ここでは、ソフトバンクがブロックチェーンを使ったモバイル決済の実地試験に成功したことについて見ていきます。

ソフトバンクがブロックチェーンのモバイル決済の実地試験成功

ソフトバンクや世界の通信事業者(キャリア)で組織するブロックチェーンコンソーシアム「キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)」が、ブロックチェーンを使ったモバイル決済のフィールドテストを成功させたことを明らかにしました。

この実地試験では、ブロックチェーン技術開発を手がける米TBCASoftが、同社のブロックチェーンプラットフォーム上で、台湾の通信事業者Far EasToneとソフトバンクがモバイル決済の試験に成功しています。台湾と日本、それぞれの国内で実施されました。

「The Carrier Blockchain Study Group(CBSG)」とは

「The Carrier Blockchain Study Group(CBSG)」は、次世代のブロックチェーンプラットフォームとエコシステムの構築を目的としたコンソーシアムです。

2017年9月に設立されており、ソフトバンク株式会社、米Sprint Corporation、台Far EasTone Telecommunications Co., Ltd.と、ブロックチェーン技術開発企業である米TBCASoft, Inc.によって発足されており、グローバル規模でさらに多くの通信事業者の参加を募る予定であることを明らかにしていました。

今回の発表では、コンソーシアムへの参加企業拡大も発表され、新たに台湾の亜太電信、アラブ首長国連邦のdu、南アフリカのMTNグループの3社が新たに加盟することが明らかにされています。これにより、コンソーシアムの参加企業は15社になりました。

実地試験の内容

実地試験は、1月にソフトバンクと台湾の遠傳電信(ファーイーストン)が行なわれました。ソフトバンクのユーザーが、台湾でファーイーストンのネットワークを利用し、モバイルウォレットを使って加盟店で商品を購入し、またファーイーストンのユーザーが、ソフトバンクのネットワークを利用し、日本での買い物も行っています。

この試験では、通話料と合わせて利用料を徴収する「キャリアビリング」が使われました。通信事業者のネットワーク上で決済を済ませることにより、ユーザーは自国通貨で決済でき、クレジットカードの海外取引手数料を支払わなくて済むことになることが可能になります。

ソフトバンクとファーイーストンとは、今回の試験が成功したことを受け、決済ビジネスのビジネスモデルや将来の商業利用に向けた試験実施について協議を行っているようです。

キャリアビリング

携帯電話などの電気通信事業者が、通話料と併せてコンテンツの利用料や課金などを徴収するサービスのこと。

ソフトバンク宮内氏、ブロックチェーンに期待

ソフトバンクの宮内謙社長兼CEOは、発表の中で、ブロックチェーン技術へ強い期待感を示しました。

「ブロックチェーン技術は、通信業界にとって、根本的なブレークスルーを可能とするディスラプティブ(破壊的)な技術だ。ソフトバンクは、クロスキャリア・ブロックチェーンプラットフォームのビジョンを重要視している」

まとめ

ソフトバンクや世界の通信事業者(キャリア)で組織するブロックチェーンコンソーシアム「キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ(CBSG)」が、ブロックチェーンを使ったモバイル決済のフィールドテストを成功させたことを明らかにしました。

今回のソフトバンクと台湾のFar EasToneがそれぞれの国の商品を購入し、ブロックチェーンを利用した国際間でのクロスキャリアな決済に成功しています。

これにより、それぞれのモバイルのキャリアを使ってユーザーの自国通貨での利便性のある決済手段「キャリアビリング」(携帯電話などの電気通信事業者が、通話料と併せてコンテンツの利用料や課金などを徴収するサービス)ができることや、海外での決済にかかるクレジットカード手数料がおさえられるなどのメリットも大きくなりそうです。

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